薬剤師の役割

medicine

医療機関を受診し、処方せんに基づいて調剤される薬が医療用医薬品です。

医療用医薬品は調剤薬局で渡される場合が多いのですが、薬剤師や調剤薬局がどのような役割を担っているのかを理解している方は少ないかもしれません。

確かに、薬剤師は医師のようにクローズアップされることは少なく、看護師のように患者さんと直接やり取りする場面も多くありません。

そのため、薬剤師や調剤薬局が何をしているのか分からないという人が多いのは仕方のないことかもしれません。

薬剤師は、薬局の中で単に薬を袋に詰めて患者さんに手渡しているだけではありません。

例えば、薬局を初めて訪れたときに渡されるアンケート用紙にご記憶はないでしょうか。そこには、喫煙の有無や飲酒の頻度、アレルギーの有無を記載する項目があります。これにはすべて意味があります。

喫煙の有無をなぜ聞くのかというと、タバコを吸う人と吸わない人では、薬の作用が変わってしまうことがあるからです。

喫煙の習慣がある人は、薬を代謝する特定の酵素が増えてしまうという特徴を備えています。代謝酵素が増加すると、薬が代謝される速度が速くなります。

その結果、薬の効き目が通常より弱くなることがあります。

特に喘息の治療薬では、喫煙の習慣がある人は、喘息治療薬の効果が減弱してしまうことがあります。

(続く)