薬の性質

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薬の性質を知っていますか?

私たちは日頃、多かれ少なかれ、薬のお世話になっています。

当たり前の話だと思われるかもしれませんが、私たちは風邪をひくと病院に行って医師の診察を受けます。

そこで出された薬で、熱を下げたり咳を止めたりします。

風邪のときだけではありません。

頭痛のとき、腰や膝に痛みが走ったとき、あるいは花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が出たとき、私たちは薬に頼って痛みや症状を緩和させます。

「私は薬に頼っていない」とふだん思っている方でも、塗り薬やうがい薬、湿布などを使用することはないでしょうか。これらも薬です。このように考えると、私たちの身の回りには薬であふれていることに気づきます。

中でも、糖尿病や高血圧など、薬と長く付き合っていかなければならない病気を抱えている人にとっては、薬の存在はより身近に感じられることでしょう。

糖尿病が悪化すると、腎臓の機能が低下して透析が必要になることもあれば、網膜症にかかって失明することもあります。

また、高血圧を放っておくと、脳卒中や心筋梗塞などの致死的な病気を誘発することもあります。こうした合併症を防ぐためにも、薬は必要です。

薬は、命に関わる場面でも効力を発揮します。例えば臓器移植などによって手術を受けたとき、そのままの状態では高い確率で拒絶反応が起きますが、そこで免疫抑制剤を使用すると、臓器移植の成功率は劇的に上がります。

また、かつては「死の病気」と考えられていた白血病であっても、白血病の種類によっては薬で完治したり、症状を抑えたまま回復したりすることが可能になっています。

このように、私たちが日々の生活を営むうえで薬は欠かせない存在ですが、「自分は薬の性質をよく知っている」という人はどれくらいいるでしょうか。

また、「薬はなぜ効くのか」というシンプルな問いに正しく答えられる人はどれくらいいるでしょうか。

(続く)