患者情報の重要性

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薬局側が「他の医療機関でも薬を処方してもらっている」という患者情報を知ることができれば、「薬が重なっていないか」「相互作用は起こらないか」などをチェックすることができます。

特定の病気に対しては使用できない薬も多いため、現在、または過去に発症したことのある病気を知ることも重要です。

例えば、緑内障患者に対してはある種の睡眠薬や抗うつ薬、パーキンソン病治療薬などの投与が禁忌(投与してはいけない)となる場合があります。

喘息患者も同様で、高血圧や不整脈の治療に使用される薬が使えない場合もあります。

処方せんには病名が記載されていないため、薬局側が病気について聞くのはこのためです。

これらを総合的に判断することで、薬の服用によって副作用が表れたり、病気の症状が悪化したりしないように監視しているのです。

他方、妊婦や授乳中の方に対して使用できない薬もあります。これらの方に薬の副作用ができるだけ起こらないように見張ることも薬剤師の役割です。

ここでは詳しく触れることはしませんが、糖尿病治療薬や抗菌薬、解熱鎮痛剤など、妊婦が注意しなければならない薬は数多く存在します。

(続く)